第1章 GSAMとGTAM
GSAM (ジーサム)およびGTAM(ジータム)は、構造最適化ツールGENESISをAnsys環境で利用することを可能にするAnsysエクステンションです。
GSAM/GTAM
GSAM (ジーサム)およびGTAM(ジータム)は、構造最適化ツールGENESISをAnsys環境で利用することを可能にするAnsysエクステンションです。
数値最適化法は汎用的で多彩なツールを設計の最適化に供します。構造設計における研究と事例は拡大し続けており、エンジニアリグ現場に浸透する方法を見出しつつあります。
Ansys Workbench環境にGENESIS構造最適化を設定するための最初のステップは、既存のAnsysワークフローにGENESISシステムを追加し、モデルデータをAnsysの解析システムと共有することです。
Topology Regionsオブジェクトは、トポロジー設計領域を定義するために使用します。同オブジェクトのFablication Constraintsカテゴリーで、トポロジー製造制約を課すことができます。
形状最適化 (従来からの形状最適化、トポグラフィー、フリーフォームを含む) の基本的な考えは、新たなグリッド位置を計算するために摂動(Perturbation)と設計変数を定義することです。
Shape Morphing Sets (DSHAPE)オブジェクトは、設計領域を指定し、その領域のグリッドに摂動を定義するために使用します。設計領域に製造制約を課すことができます。
Sizing/Topometry Regionは、寸法設計領域(DVPROP3)またはトポメトリ設計領域(DSPLIT)を定義するためのオブジェクトです。トポメトリー設計領域には、トポメトリ製造制約を課すことができます。
本章では解析設定(Analysis Settings)の詳細で使用できるパラメータについて説明します。
Solution Information:結果情報最適化が実行中のとき、ユーザーはGENESIS --> Solution Information(結果情報)で最適化の進行を確認できます。次の情報がプリントされます。
GSAM/GTAMのESLオブジェクトは、非線形FEM応答に対処するために使用します。現在のGSAM/GTAMの実装では、Ansys Mechanicalソルバー、LS-Dynaソルバーが出力する応答を用いた最適設計を実行できます。