概要
周波数応答解析の加速度応答の使用例です。加速度のピーク値を最小化する例が示されています。周波数応答の場合、最適化ゴールはMin-Maxが適用されます。
例題アーカイブファイル「ATP012_ref.wbpz」のトポロジ設計条件は、次の通りです。
・目的関数:加振点での加速度(Dynamic Acceleration)ピーク値の最小化
・制約条件:質量(Mass Fraction)の上限値を設計領域質量の60%に規定
・設計領域:1ソリッドボディ
・製造制約:鏡面対称
・初期質量(Initial Mass Fraction):設計領域質量の100%
・使用単位系:メートル(kg, mm, s, ℃, mA, N, mV)
解析モデル/構造最適化結果
構造最適化ワークフロー
GENESISは、2つの解析システムにリンクされています。
GENESISノード
GENESISノードでは、最適化条件設定と最適構造の出力に必要な最小限のオブジェクトが使用されています。
解析設定
・Design ControlカテゴリのMax. Optimization Cycleの値に50が入力されています
・Harmonic Analysis Output ControlカテゴリのAccelerationの値にYesが入力されています
設計領域の定義
Topology Regions
定義 | |
Design Region Type | Independently Designed(デフォルト値) |
Design Region Limited | Yes(デフォルト値) |
□Initial Mass Fraction | 1.0 |
Design Region Definition | |
スコープ方法 | ジオメトリ選択(デフォルト値) |
ジオメトリ | 1ボディ(設計領域を選択) |
Frozen Region Definition | |
Define Frozen Region | No(デフォルト値) |
Fabrication Constraints | |
Coordinate System | Coordinate System |
Constraint 1 | MYZ: Mirror about YZ planeを選択 |
Constraint 2 | MZX: Mirror about XZ planeを選択 |
Constraint 3 | None(デフォルト値) |
Minimum Size Control | No(デフォルト値) |
Maximum Size Control | No(デフォルト値) |
Power Rule | |
□Power Rule > RV1 | 3(デフォルト値) |
□Power Rule > RV2 | 1E-06(デフォルト値) |
設計目的の定義
Topology Objectives
Geometry | |
Scoping Method | Geometry Selection(デフォルト値) |
Geometry | 1 Vertex(加振点を選択します) |
定義 | |
Response Type | Dynamic Acceleration |
Response From | Modal(デフォルト値) |
Grid Selection By | Geometry(デフォルト値) |
Coordinate System | Global Coordinate System(デフォルト値) |
Component | Transition Z |
Dynamic Component | Magnitude(デフォルト値) |
LoadCase Selection | Tabular Data* |
Response Creation | One Response for all selected nodes/elements |
Objective Definition Switch | |
Goal | Min-Max(デフォルト値) |
Initial Peak Response Value | Maximum Response Value of Initial Cycle |
□Bound Scale Factor for Beta | 1 |
□Weight | 1(デフォルト値) |
設計制約の定義
Topology Constraints
定義 | |
Response Type | Topology Mass Fraction(デフォルト値) |
Region | All Designed Group(デフォルト値) |
Constraint Bounds | |
□Lower Bound | None(デフォルト値) |
□Upper Bound | 0.6 |
Bound Type | Actual(デフォルト値) |
結果情報
Solution Information
最適化計算の実行時に、このオブジェクトをクリックすると、ワークシート画面にプリントされる進行情報を見ることができます。詳細テーブルの値はデフォルト値が使用されています。
トポロジー密度のプロット
Topology Density Plot
このオブジェクトをクリックすると、トポロジ密度結果を見ることができます。
詳細テーブルの値はデフォルト値が使用されています。
[結果]タブの表示オプションは、次のようにします。
・[結果]タブ>[表示]>ジオメトリ>表面
・[結果]タブ>[表示]>コンタオプション>コンターバンド
トポロジー密度等値面のプロット
Topology Density Isosurface
このオブジェクトをクリックすると、トポロジ密度の等値面結果を見ることができます。
詳細テーブルの値はデフォルト値が使用されています。
[結果]タブの表示オプションは、次のようにします。
・[結果]タブ>[表示]>ジオメトリ>キャップドアイソサーフェス
・[結果]タブ>[表示]>コンタオプション>ソリッド
・[結果]タブ>[表示]>辺>モデル原形の表示
カットオフ密度はキャップドアイソサーフェスで調整できます。
アイソサーフェス上に要素密度コンタをプロットするには、次の表示オプションを使用します。
・[表示]>コンタオプション>コンターバンド
加速度応答のプロット
Dynamic Acceleration
このオブジェクトをクリックすると、加速度値の周波数応答図を見ることができます。
詳細テーブルの値は、次の値が使用されています。
・Scope>ジオメトリで、ジオメトリvertex(または節点)を選択
・定義>Componentで、Zを選択
・定義>LoadCaseで、Harmonic Responseのロードケースを選択